病気やケガで入院⁉予定外の医療費に慌てないためにも「医療保険」を検討しよう
病気やケガなどの備えとして「医療保険」を検討している方も多いのではないでしょうか。
「医療保険」には、国や自治体が定めた「公的医療保険」と、民間企業が提供する「民間医療保険」の2種類があります。今回は主に「民間医療保険」について詳しく解説します。
突然の大きな医療費に慌てないためにも、「民間医療保険」の重要性を確認しておきましょう。
公開日:
更新日:2023.08.09
目次
民間医療保険とは?
「民間医療保険」は、生命保険会社や損害保険会社などの民間企業が提供する商品です。加入は任意で、ニーズに応じた商品を選べます。
「公的医療保険」では、次のような費用が給付の対象外となります。
- 食事代
- 差額ベッド代
- 交通費
など
そのため、「民間医療保険」は、「公的医療保険」ではカバーできないリスクに備えて加入するのが基本です。
公的医療保険制度とは?
日本では、すべての国民が国民健康保険などの「公的医療保険」に加入します。「公的医療保険」と「民間医療保険」には、主に次のような違いがあります。
民間医療保険 | 公的医療保険 | |
運営者 | 民間企業 | 国や自治体 |
加入義務 | 任意 | 全国民が加入 |
加入審査 | あり | なし |
保険の利用 | 手続きが必要 | 手続き不要 |
民間医療保険の種類
「民間医療保険」には、次のような種類があります。
終身型医療保険
保険期間が一生涯続く保険です。原則として保険料が変わらないため、早めに加入しておくと安い保険料のまま継続することができます。また、一定の年齢に達した時点で保険料の払い込みを終える設計も可能な商品が多いです。
定期型医療保険
定期型は、保険期間を一定期間に限定する保険です。基本的には保険期間終了後も更新できますが、保険料は上がります。
また、「民間医療保険」には「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2種類があります。
「掛け捨て型」は解約返戻金や還付給付金といった払い戻しはありませんが、保険料は割安になる傾向にあります。
一方、「貯蓄型」は健康還付給付金や祝い金などが設定されていますが、保険料は比較的高額です。
民間医療保険の主な保障内容は?
「民間医療保険」にはさまざまな保障内容があり、ニーズに合わせて保障を組み合わせることができます。加入する際には「主契約」と「特約」を組み合わせるのが一般的です。
具体的な保障内容は商品によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
医療保険は他の保険とどう違う?
「医療保険」とほかの保険との違いを確認しておきましょう。
生命保険と医療保険の違い
生命保険は保障内容が「死亡」ですが、「医療保険」は保障内容が「病気やケガ」になります。また、生命保険の保険金は遺族などが受け取りますが、医療保険は基本的に被保険者本人が受け取ります。
傷害保険と医療保険の違い
傷害保険は保障内容が主に「ケガ」になります。「医療保険」は保障内容が「病気とケガ」になります。「医療保険」では「健康状態」の告知が必要になりますが、傷害保険では一般的に「健康状態」の告知は不要です。
また、「医療保険」は加入者の性別や年齢によって保険料が変わりますが、傷害保険は主に年齢ではなく「職業」で保険料が決まります。
実際に民間医療保険を使える医療機関を受診したら?
一般的な「民間医療保険」の給付金請求方法は次のとおりです。
- 医療機関を受診する
- 窓口で医療費を支払う
- 保険会社に給付金を請求する
「民間医療保険」に加入していても、一度は窓口で医療費を支払う必要があるので注意しましょう。給付金を請求する際には、一般的に診断書や領収書などが必要になります。具体的な請求方法は保険会社によって異なるため、各社の公式サイトで確認しておきましょう。
ネット型で民間医療保険に加入するメリットは?
近年では、Webから簡単に加入できる「ネット型民間医療保険」が話題になっています。
「ネット型民間医療保険」は人件費や店舗の賃料などを抑えられるため、保険料が比較的割安です。資料請求から契約までネットで完結する手軽さも大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、商品や保障内容はすべて自分で決める必要があります。商品と特約の選択肢は少なめです。保険に関する知識がない場合は、保険のプロに相談したほうがいいでしょう。
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今回の記事では医療保険の概要について紹介しました。
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