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投資信託の「インデックスファンド」とは?特徴をご紹介します

日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)のような指標への連動を目指す投資信託をインデックスファンドといいます。

インデックスファンドは初心者にもわかりやすく、シンプルな運用のために投資家が負担するコストが低い点などが魅力です。

そんなインデックスファンドについて、よく比較されるアクティブファンドとの仕組みの違いや、それぞれの特徴をご紹介します。

公開日:

更新日:2024.05.24

「インデックスファンド」とはどういう意味?

投資信託には、日経平均株価などの「指数」を基準として、その指数に連動した運用成果を目指すものと、「指数」を上回る運用成果を目指すものがあります。前者は「インデックスファンド」、後者は「アクティブファンド」と呼ばれています。

インデックスファンドは、指数(インデックス)を基準にしている投資信託(ファンド)という意味で、「パッシブファンド(受け身の運用方針をとる投資信託の意)」と呼ばれることもあります。一方、アクティブファンドは、「指数」を上回るために積極的(アクティブ)な運用を行う投資信託(ファンド)を意味しています。

インデックスファンドの特徴

「インデックスファンド」は指数を基準にしていると説明しましたが、基準とする指数は国内や海外等あわせて数多く存在します。国内であれば日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)がありますし、海外であればアメリカのS&P500やドイツのDAXなどがあり、さらにそれらを組み合わせたグローバルな指数も存在しています。

つまり、ひとくちにインデックスファンドといっても、さまざまなものがあるわけです。指数に連動した運用成果を目指すインデックスファンドの良さは、投資初心者の方でも値動きが分かりやすいことと、シンプルな運用を行うので投資家が負担するコストが小さくて済む点だと言えるでしょう。

アクティブファンドの特徴

「アクティブファンド」はファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロが時々刻々と変化する情勢に合わせて投資対象や投資タイミングを判断し、高い運用成果を目指すものです。

分析や調査、投資している銘柄の入れ替えなどのコストがかかりやすいため、投資家が負担するコスト(信託報酬など)が比較的高めに設定されています。肝心の運用成果については、あらかじめ目標とした指数と比較して、上回っているか、下回っているかで判断します。必ずしも高い運用成果が出せるわけではなく、ファンドマネージャーの手腕によるところも大きいです。運用成果を確認する際には、信託報酬などのコストを差し引いた成果をみることが大切です。

投資初心者向きなのは?

投資初心者には、選ぶのが難しいアクティブファンドよりも、運用方針の分かりやすいインデックスファンドの方が、どちらかといえばおすすめと言えるでしょう。実は、資産運用の中核はインデックスファンド、という投資経験者も少なくありません。

インデックスファンドでの運用結果は?

投資信託の実質的な利益は、投資している株式や債券などの値上がりや配当、利息などの収入から、運用にかかる費用を差し引いて求めますが、運用にかかる費用が小さいほど効率的に利益をあげることができます。

インデックスファンドは指数に連動したシンプルな運用を行うため少ない費用で運用することができるのが魅力の1つです。そのため実質的な利益が出やすい、ということは言えるでしょう。ただし、投資をしているのは株式や債券など値動きのある対象ですから、利益が出ることもあれば損失を被る可能性もあるということは忘れてはいけません。

インデックスファンドの分配金は受け取るべき?

インデックスファンドもアクティブファンドも原則として年1回以上、財務の状況を公表するための決算を行うことになっています。その決算時にこれまでの収益などの一部が「分配金」として投資家に支払われることがあります。投資信託ごとの方針によりますが、分配金はそのまま受け取るか、受け取らずに同じ投資信託の再投資に充てるかを選ぶことができます。当面使う予定のない資金で投資しているのであれば、再投資を選ぶのがよいでしょう。

また、決算を行っても分配金を出さないケースもあります。例えば、国内で購入できるインデックスファンドの中で最も規模の大きい「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は設定以来一度も分配金を支払ったことがありません。

インデックスファンドはNISAでの運用がおすすめです

さて、ここまでインデックスファンドの特徴やメリットなどをご紹介してきましたが、インデックスファンドの中には、税制優遇制度「NISA」の対象となるものがあります。

本来、投資の利益に対しては約20%の税金がかかるのですが、NISA口座で投資をすれば、これが非課税となります。例えば、本来であれば10万円の利益に対して約2万円の税金を差し引き、8万円程度が手元に残るところですが、10万円の利益がそのまま手元に残ります。

NISAを利用すれば、税金がかからない分、効率的な資産形成が期待できます。少しでも興味をお持ちの方はぜひ始めてみましょう。

NISAについては以下の記事もご参照ください

NISAとは?初心者向けにわかりやすく解説NISAのメリット・デメリット

NISAの始め方とは?口座開設の必要手順・やり方をわかりやすく解説

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