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「低解約返戻金型」の保険とは?どんな特徴があるの?

保険商品を探す際、「低解約返戻金型」の保険について目にする機会も多いのではないでしょうか。
低解約返戻金型とは、保険料払込期間中に解約した場合に「解約返戻金」が低く設定されている保険のことです。

この記事では低解約返戻金型の保険の特徴と他のタイプとの違いについて解説します。

公開日:

更新日:2023.07.21

低解約返戻金型とは?

低解約返戻金型の保険は、保険料の払込期間満了まで解約返戻金の額が少なく設定されている代わりに、保険料が安く設定されています。

したがって、低解約返戻金型の保険を払込期間中に途中解約すると、低解約返戻金型でない保険と比べて解約返戻金が少なくなるため注意が必要です。

受け取れる金額のしくみ

低解約返戻金型は、保険料払込期間中に解約すると解約返戻金が少なくなる代わりに、保険料を安く抑えているタイプの保険だと先にお伝えしました。

また、保険料払込期間満了後に解約した場合の解約返戻金は、低解約返戻金型でない場合と同額になるともお伝えしました。低解約返戻金型の終身保険はまさに、このしくみを利用した代表的な保険といえるでしょう。

低解約返戻金型の終身保険は、保険料の総支払い額が抑えられるため、保険料払込期間満了後の解約返戻率が高くなります。また、解約返戻金は、解約するタイミングによって払込保険料の合計額よりも少なくなる場合や、税金がかかる場合があるため注意が必要です。

なお、「解約返戻率」とは総支払保険料に対する総受取保険金の割合のことを指し、以下の式で求めることができます。

解約返戻率(%)=解約返戻金÷総払込保険料×100

上記で求められた解約返戻率が100%を超えると、支払った保険料の総額よりも多い金額を解約返戻金として受け取れることになります。

低解約返戻金型の保険には、どんな種類がある?

低解約返戻金型を採用している保険として、主に以下の3つが挙げられます。

  • 定期保険
  • 終身保険
  • 逓増定期保険

定期保険は、一定期間の死亡や高度障がいに対する保障を提供する保険のことです。 低解約返戻金型の定期保険では、保険料払込期間中の解約返戻金が低く設定されています。

終身保険は、一生涯の死亡や高度障がいに対する保障を提供する保険のことです。低解約返戻金型の終身保険では、保険料払込期間中の解約返戻金が低く設定されています。

逓増定期保険とは、保障内容として一定期間内に亡くなるほか、高度障がい状態になった際の保険金額が所定の逓増率に応じて一定限度まで徐々に増える(逓増する)保険のことです。相続対策や貯蓄目的で利用されるケースが多い保険です。

「掛け捨て型」との違いは?

いわゆる掛け捨て型の保険は「無解約返戻金型」の保険を指します。

この記事を読んでいる方の中には「低解約返戻金型」と「無解約返戻金型」の違いについて今ひとつピンとこない方も多いかもしれません。

低解約返戻金型の保険と無解約返戻金型の保険の一番大きな違いは、解約した際に受け取れる金額です。低解約返戻金型の保険は解約返戻金が少額か、または保険料払込期間満了後に増えるケースが一般的です。対する無解約返戻金型の保険は、解約返戻金がまったくありません。

メリット・デメリットを整理しよう

低解約返戻金型と無解約返戻金型のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
低解約返戻金型保険料が安い・将来に向けた貯蓄になる保険料払込期間中に解約すると、解約返戻金が少ない
無解約返戻金型低解約返戻金型よりも保険料が安い解約返戻金がない

一般的に低解約返戻金型の保険は終身保険をはじめとした貯蓄型の保険に採用されるケースがほとんどです。一方で、無解約返戻金型の保険は死亡保険や医療保険などの保障に重きをおいた保険で採用されることが多いようです。

保険に加入する際、どうしても目先の保険料ばかりに目がいってしまうかもしれませんが、大切なのは「保険に加入することで自分がどういったリスクに備えたいのか」を考えることです。

昨今では多くの保険会社が複数の保険商品を販売しており、迷ってしまう方も多いかもしれません。自分に見合った保険の探し方がよくわからないといった方は、一度プロに相談してみることをおすすめします。

ぜひ一度、千葉銀行へご相談ください!

今回の記事では低解約返戻金型生命保険の概要について紹介しました。

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