保険の「解約返戻金」はいつ振り込まれるの?
「解約返戻金」とは、保険を契約期間内に解約した場合に支払われるお金のことで、保険の種類によっては解約時に所定の金額を受け取ることができます。
今回の記事では、保険を解約した場合、解約返戻金はいつ振り込まれるのかについて解説します。
公開日:
更新日:2023.07.19
解約返戻金とは?
解約返戻金とは途中で契約を解約した際、契約者が受け取れるお金のことです。主に終身保険や養老保険で支払われるケースが多いものの、それまでに払い込んだお金がすべて手元に戻ってくるとは限らない点に注意しましょう。
なお、解約返戻金は一般的に以下3つの種類に分けられます。
- 従来型:払込保険料に応じて支払われる解約返戻金が増える
- 低解約返戻金型:保険料払込期間中は支払われる解約返戻金が少額である
- 無解約返戻金型:「かけ捨て」呼ばれるタイプの保険のように、そもそも解約返戻金がない
※低解約返戻金型とは?:「低解約返戻金型」の保険とは?どんな特徴があるの?
保険商品によって解約返戻金がどの種類に該当するかは異なるため、加入前に商品パンフレット等で確認するほか、不明点があれば保険会社へ問い合わせることをおすすめします。
解約返戻金はいつもらえる?
解約返戻金の振込時期は保険商品によって異なりますが、保険会社に解約書類を提出してから1週間前後で振り込まれるケースがほとんどです。
ただし、提出書類に記入ミスや漏れがある場合や、電子請求書での手続きを利用する場合、振込時期が前後することがあります。
各保険商品における解約返戻金額は?
保険商品によって解約返戻金の有無や金額は異なります。また、満期時まで払い込みを続けた場合の満期保険金の額も異なることに注意が必要です。
ここでは保険の種類に応じた解約返戻金額について見ていきましょう。
年金保険
年金保険の解約返戻金額は、それまでに支払った保険料の額や解約時期によって異なるものの、支払った保険料総額よりも少なくなるケースが一般的です。特に契約してからあまり年数が経過していない場合、解約返戻金がほとんどないことも珍しくありません。
また、所得税や住民税の課税対象となる場合や、確定申告が必要な場合もあるので注意しましょう。
定期保険
定期保険の場合、基本的に解約返戻金はほとんどありません。あってもごくわずかなケースがほとんどです。その理由として、定期保険は解約返戻金がないことによって保険料が低く抑えられているほか、必要な期間だけ保障を得られるという点に重きを置いた保険商品だからです。
養老保険
養老保険は貯蓄性が高い保険ということもあり、定期保険や終身保険と比べて解約返戻金が高く設定されているケースが多く見受けられます。ただし、その場合であっても解約返戻金が支払総額を上回ることはほとんどない点に注意しましょう。
終身保険
終身保険とは、一生涯にわたって死亡保障が受けられる保険のことで、解約返戻金の金額は契約している保険の種類や契約期間によって異なります。また、終身保険は主に以下の2つに分けられます。
- 通常の終身保険(従来型)
- 低解約返戻金型の終身保険
このうち従来型の終身保険は解約返戻金が高めに設定されている一方で、保険料も高めに設定されています。他方、低解約返戻金型の終身保険は解約返戻金が低くなるように設定されているものの、保険料も安くなるのが特徴といえるでしょう。
解約返戻金を受け取るために必要な書類は?
解約返戻金を受け取るために必要な書類は保険会社や商品によって異なります。ここでは一般的に必要とされる書類をご紹介します。
- 解約申込書
- 保険証券
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
- 振込先口座の通帳やキャッシュカード
このうち、解約申込書については保険会社に問い合わせるほか、各社のホームページから書類請求したり、マイページなどから解約申請をすることも可能です。まずは一度、加入先の保険会社に問い合わせてみるとよいでしょう。
書類を準備した後、保険会社に送付し、受理されることによって解約返戻金が指定口座に振り込まれます。
振込先は?
解約返戻金は解約に必要な書類が保険会社に到着してから数日後に、指定の口座へ振り込まれます。一般的には契約者名義の口座への振込となりますが、他の口座を希望する場合はそれが可能かどうか一度保険会社へ問い合わせてみるとよいでしょう。
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ご契約時の初期費用や、保険期間中、年金受取期間中の費用等、契約の締結、成立、維持、管理に必要な経費です。 - 資産運用関係費
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- 諸費用の合計額は上記を足し合わせた金額となります。
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- ご負担いただく諸費用やその料率は、商品によって異なりますので、詳しくは商品ごとのパンフレット、契約締結前交付書面、ご契約のしおり・約款等でご確認ください。
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- 特定保険契約には商品の種類によって次のようなリスクがあります。
- 変額年金保険
この保険は、国内外の株式、債券等で運用しており、運用実績が保険金額や積立金額、将来の年金額などの増減につながるため、株価や債券価格の下落、為替の変動により、積立金額、解約返戻金額は既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。 - 外貨建て保険
この保険は、為替レートの変動により、お受取になる円換算後の保険金額がご契約時における円換算後の保険金額を下回ることや、お受取になる円換算後の保険金額が、既払込保険料を下回ることがあり、損失を生ずるおそれがあります。 - MVAを利用した保険商品(市場金利等によって解約返戻金額が変動するタイプの商品)
この保険は、市場金利に応じた運用資産の価格変動が解約返戻金に反映されるため、市場金利の変動により解約返戻金が既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。具体的には、中途解約時の市場金利がご契約時と比較して上昇した場合には、解約返戻金は減少し、逆に、下落した場合には増加することがあります。
- 変額年金保険
※リスクの内容は、商品によって異なりますので、詳しくは、商品ごとのパンフレット、契約締結前交付書面、ご契約のしおり・約款等でご確認ください。
- 詳しくは、お近くの取扱窓口またはコンサルティングプラザまでお問い合わせください。
- 保険契約関係費
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一時払終身保険に関するご留意事項
お客さまにご負担いただく費用について
お客さまにご負担いただく諸費用のうち主なものは以下のとおりです。
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ご契約時の初期費用や、保険期間中、年金受取期間中の費用等、契約の締結、成立、維持、管理に必要な経費です。 - 資産運用関係費
投資信託の信託報酬や、信託事務の諸費用等、特別勘定の運用により発生する費用です。 - 解約控除
契約日から一定期間内の解約の場合に積立金から控除される金額です(解約時のみ発生いたします)。
※諸費用の合計額は上記を足し合わせた金額となります。
※外貨建の保険料を円貨でご用意される際には為替手数料が必要になります。また、外貨建の保険金などを受取る場合、円貨へ交換する場合等、手数料をご負担いただく場合があります。
※ご負担いただく諸費用やその料率は、商品によって異なりますので、詳しくは商品ごとのパンフレット、契約締結前交付書面、ご契約のしおり・約款等でご確認ください。投資リスク・留意点などについて
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- 特定保険契約には商品の種類によって次のようなリスクがあります。
- 変額一時払終身保険
この保険は、国内外の株式、債券等で運用しており、運用実績が保険金額や積立金額などの増減につながるため、株価や債券価格の下落、為替の変動により、積立金額、解約返戻金額は既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。 - 外貨建て保険
この保険は、為替レートの変動により、お受取になる円換算後の保険金額がご契約時における円換算後の保険金額を下回ることや、お受取になる円換算後の保険金額が、既払込保険料を下回ることがあり、損失を生ずるおそれがあります。 - MVAを利用した保険商品(市場金利等によって解約返戻金額が変動するタイプの商品)
この保険は、市場金利に応じた運用資産の価格変動が解約返戻金に反映されるため、市場金利の変動により解約返戻金が既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。具体的には、中途解約時の市場金利がご契約時と比較して上昇した場合には、解約返戻金は減少し、逆に、下落した場合には増加することがあります。
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契約日から一定期間内の解約の場合に積立金から控除される金額です(解約時のみ発生いたします)。
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